屋根工事費用の相見積もりをすることのメリット、デメリット
急な雨漏りや、台風などの災害により樋や瓦の破損など、屋根の修理が必要となった時どのくらいの費用がかかるのか、今まで屋根の修理をしたことがない方には見当もつかないかと思います。
その際、複数の業者をピックアップして見積もりを取ったり、見積もり一括請求のサイトなどでまとめて見積もりを取ったりする方も。
今回はそんな相見積もりについてメリット・デメリットをまとめ、知らないことで損をしたりしないように分かりやすくお伝え致します。
Robert Owen-WahlによるPixabayからの画像
相見積もりすることのメリット
(1)価格や工事内容の比較が出来る
複数の業者から見積もりを取ることにより、料金や提供されるサービスの比較が容易になります。A社にはある工事項目がB社には無い場合、その工事は必要か不必要かを確認すれば、本来しなくてよい工事をやらずに済みます。
異なる業者の提案を比較することで、適切な価格とサービスのバランスを見つけられるようになります。
(2)業者の見極めが出来る
複数の業者から見積もりを取ることで、それぞれの業者の技術や品質についての情報を得ることが出来ます。
修理方法や屋根の素材など、それぞれの業者の提案内容を知ることで、技術力のある信頼性の高い業者を選ぶことができます。
(3)交渉力が向上する
複数の業者から見積もりを取ることで、価格交渉の余地が生まれます。
交渉の仕方によっては競争原理が働き、より良い価格や条件を引き出すことが出来るかもしれません。
ただし、あまり露骨にやりすぎると、かえってマイナスになる場合もあるので注意が必要です。
相見積もりすることのデメリット
(1)時間と手間がかかる場合がある
相見積もりをするには、業者を探し、探した業者の中で良さそうなところに1件1件見積もり依頼をしなければなりません。
一括見積もりサービスを利用すればそういった手間は省けますが、さまざまな業者からどんどん連絡が来て、その対応に時間と手間を取られてしまいます。緊急を要する工事などでは時間がかかることは大きなデメリットとなります。
普段から信頼出来る業者を探しておき、緊急時にはその業者に動いてもらえるようにしておくと良いかもしれません。
(2)情報が多くなり過ぎてどうしたらよいかわからなくなってしまう事がある
複数の業者からの見積もりを取った場合、異なる情報や提案が多くなり、それらの確認をしながら依頼先を1件に絞り込む作業は想像以上に大変です。あまりに情報が多すぎると、何が本当なのか?考える事が多過ぎてストレスを感じ、何が何だかわからなくなってしまうことも。
多くなり過ぎた情報をきちんと処理していくためには、あらかじめご自身の要望やこだわり、気になるところなどをしっかりまとめ、
必要な情報を絞り込むことで不要な情報を切り捨てていく事が大切です。
(3)良い業者だけでなく悪い業者も混在する
見積もり一括システムを活用する場合、つい価格にばかり目が行きがちになってしまい、本来大切である業者の信頼や実績の確認がおろそかになってしまう事があります。
業者の信頼性や実績は工事の質を左右するので、しっかりと確認する必要があります。
見積もりの金額にだけ目を奪われず、実績や口コミ、代表者の人柄など、金額以外の情報も積極的に取りに行き、信頼性のない業者や技術力の低い業者に依頼する事がないよう注意が必要です。
いかがでしたでしょうか。
相見積もりをするかどうかは個別の状況によりますが、予算や修理の緊急性、業者の評判などを考慮し、皆さんにとっての最適な選択をあらかじめ考えることが重要です。相見積もりには良いことも悪いこともあります。それぞれを比較し、自分自身にあった方法で見積もりを取りましょう。