塗装工事

修繕が必要な箇所の早期発見で、塗装の効果を最大限にしましょう!

外装や屋根の塗装工事を行う際には、工事前に必ず建物の状態を確認しましょう。
状態を把握し、塗装工事前に適切な修繕や準備を行うことは、塗装の仕上がりや長期的な耐久性を確保するために非常に重要です。
今回は、外装や屋根の塗装前に修繕が必要な箇所を発見し、塗装の効果を最大限にするための方法について解説します。

(1)劣化の状態を把握する

建物の外壁や屋根などは、長い期間、風雨や紫外線、気温の変化などにさらされ、劣化していきます。
劣化したものをそのままにして塗装を行うと、塗料がそれらの部分に密着しにくく、塗装が剥がれやすくなったり、内部に浸水して構造部分へのダメージ、塗装自体の耐久性の低下を招きます。
事前に劣化の状態を把握し、必要な修繕を行うことで、塗装後の効果を最大化できます。

以下のような劣化症状がないかをしっかりチェックしましょう。
屋根など自分で出来ない所は、信頼できる業者に依頼し、チェックしてもらいましょう。

クラック(ひび割れ)

外壁や屋根材にひび割れや欠け、割れがないかを確認します。

チョーキング(表面の粉化)

外壁などを指でなぞって、チョークのような白い粉が指に付着しないかを確認します。

塗膜の剥がれ

目視で塗膜が剥がれている箇所、浮いている箇所がないかを確認します。

カビ・苔・藻の発生

外壁や屋根に黒いカビや苔、藻などが発生していないかを確認します。

錆の進行(特に鉄部)

目視でサビた箇所がないか、サビ色になった水が垂れた跡がないかなどを確認します。

これらの状況を確認することで、補修や洗浄で済むのか、張り替えや交換が必要なのかを見極めるための情報を集めることが出来ます。

 

(2)補修が必要かどうかを判断する

劣化の状態を把握したら、劣化箇所の補修が必要かどうかを判断しましょう。

外壁や屋根のクラック(ひび割れ)が発生していた場合

ひび割れの範囲、深さなどによって、補修の要不要、張り替えを選択します。
ひび割れの範囲が狭く、ひび割れが深くないクラックは、シーリング材やフィラーでの補修が可能です。
ご自身で補修ができなければ、信頼できる専門家に依頼しましょう。
ひび割れの範囲が広い場合や、ひび割れが深いクラックの場合は、すでに構造材や断熱材に雨水などが染みてしまっている可能性があります。
その場合は、外壁材や屋根材の交換だけでなく、構造材や断熱材の補修や交換が必要な場合もあるので、必ず信頼できる専門家に相談してください。

チョーキング(表面の粉化)が発生していた場合

外壁などがチョーキングしている場合は、高圧洗浄やブラッシングで粉化した表面をきれいにします。
水圧が強すぎたり、擦りすぎたりすると、外壁のクラックを誘発したりしてしまうので、チョーキングの補修は信頼できる専門業者に依頼しましょう。

塗膜の剥がれが発生していた場合

塗膜が剥がれている箇所、浮いている箇所は、不良塗膜を除去します。
多くは不良塗膜の除去で足りますが、その箇所に何らかのトラブルが発生している可能性もあります。
トラブルに起因していることを見逃すと、新たな塗装の耐久性に影響が出るので、必ず信頼できる専門家に相談しましょう。

カビ・苔・藻が発生していた場合

外壁や屋根に黒いカビや苔、藻などが発生していた場合、高圧洗浄で取れることがほとんどですが、
カビの根が深く入り込んでいると、高圧洗浄では取りきれない場合があります。
その場合は、信頼できる専門家に相談しましょう。

錆の進行(特に鉄部)

サビた箇所にケレン(錆落とし)処理をします。

 

いかがでしたでしょうか。
塗装工事入る前に建物の状況、特に目視しづらい屋根の傷み具合を把握してから塗装工事を計画することが大切です。
建物の状態を確認することは、単なる前準備ではなく、塗装の品質・耐久性・コスト効率を左右する重要工程だからです。

信頼できる業者は、事前にしっかりと現地調査を行い、建物の状態に合った塗装プランを提案してくれます。
工事前に点検をあまりしない業者は、着工してから追加工事を提示してくる場合もあるので十分注意しましょう。

ご参考:屋根や外壁の工事をする際に役立つ、⼯事店の選び⽅のポイント

コバ・ルーフでは、必ず屋根に上がって点検をしてから工事計画を立て、お客さまに塗装プランをご提案します。
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