屋根について

屋根の大事さを改めて考えてみる

家を建てれば当たり前のように付けられる屋根。
世界中を見渡しても、壁や窓のない家はあれど、屋根のない家はほとんど目にしません。
大事なものだからどんな家にも付いている屋根ですが、当たり前過ぎてその大事さを改めて考えることは あまり無いかと思います。
そこで今回は屋根の大事さを改めて考えてみたいと思います。

        Harry StraussによるPixabayからの画像

屋根の役割

屋根は家の最も重要な要素の一つであり、私たちと家族を外部のさまざまなものから守る役割を果たしています。

①風雨から守る

屋根は家の中が水浸しにならないよう、風が吹き込んで家の中のものが散乱しないよう、風雨から家財や住人を守ります。
家には断熱材が施工されており、グラスウールなどの断熱材は雨に濡れると、断熱性能を著しく落としてしまいます。
また、構造材などの木材が濡れると腐りやすくなったりしてしまいます。また、部屋が水浸しになると電気がショートしたりしてしまいます。
屋根によって風雨の侵入を防ぐことは、家の性能を維持するために重要な役割となっています。

②日差しから守る

               photo by Mizuho

屋根がなく直射日光が当たってしまうと、皮膚は焼け、体温は上がり、体にさまざまな悪影響をきたします。
日光に含まれる紫外線はさまざまなものを劣化させ、その寿命を縮めてしまったり、色褪せなどによる見た目の悪化に繋がったりします。
そういった強い日差しや紫外線から守るために屋根は大変重要です。

③暑さ・寒さから守る

屋根には小屋裏があり、そこに空気の流れを作ってあげることで部屋の中の温度が上がり過ぎないようにしたり、逆に冬場は冷たい外気が直接部屋に流入しないようにしたり、温度の調整がなされています。暑くなり過ぎないように、寒くなり過ぎないように、屋根は温度を調節し、暑さ寒さから住人や家財を守っています。

④地震から守る

屋根の作り方によっては、耐震性を高めることが出来ます。小屋裏にトラスを作ることで、耐震性のある強固な建物にすることが出来ます。
壁だけで屋根が無いと、地震の揺れで簡単に壁が倒れてしまいますが、屋根を掛けることで四方の壁が屋根を介して繋がって箱状になり、耐震性が高まります。その際、出来るだけ軽量に屋根を掛けると、重心が下がり、より耐震性の高い建物となります。

⑤火事から守る

屋根がなければ隣家で火事が発生した場合、火の粉が空から降ってきて、もらい火で延焼してしまいます。
屋根をかけ、燃えづらい素材の屋根材とすることで、延焼をしづらくし、家財や家そのものを守ることに繋げます。

⑥音から守る

屋根には遮音性があり、外からの音を抑える効果と室内の音を外に漏らさない役割を担っています。
室内の音は上に行くので、屋根が無ければ室内の音は上に抜け、周りに響いてしまいます。

いかがでしたでしょうか。
普段は意識しない屋根の大事さ。改めて考えてみると、さまざまな役割を持ち、とても大事な部位であることがわかります。

屋根がしっかりと保護されていることは、安全と快適さを確保するために不可欠です。
屋根は風、雨、雪、日差し、そして他の自然災害からの影響を受けやすい場所です。適切なメンテナンスや定期的な点検によって、屋根の耐久性と機能性を維持することが重要です。屋根の問題を放置すると、雨漏りや構造的な損傷など、より深刻な問題を引き起こす可能性があります。そのため、屋根の健全性を保つために、専門家の助言を受けたり、適切なケアを行うことが必要なのです。

屋根点検は屋根のプロ、コバ・ルーフにご相談ください。

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